3面スクリーンによるVR体験

3面スクリーンでVR体験する手順です。

 <内容>
  1.環境条件
  2.機材準備(ハード)
  3.環境設定(ネットワーク)
  4.操作手順
  5.備考

 <構成例>
  ・3面用ディスプレイ    3台
  ・PC(ディスプレイ用)1~3台  (Windows10)
  ・PC(操作用)      1台  (Windows10)
  ・GamePad      1個  (Logicool F310)

 <対象ツール>
  ・Raf-Director-VR_Play
  ・raf-director-svgo64_h (Windows用)
  ・raf-director-svgo-mac_h (mac用)


1.環境条件

  「SVGOサーバー」は必須です。

   「SVGOサーバー」とは、
    HTTP及びSocket.IOのローカルサーバーです。
    単体実行ファイルで簡単に起動できます。

    設定ファイルを配置する「datas」フォルダは、
    起動時に自動作成する仕組みです。

    ダウンロード先は、以下の通りです。
     Raf-Director-Tools
      ⇒ ☆基本操作、Download、その他☆
      ⇒ Download(SVGOサーバー)ツール付属
      ⇒ Raf-Director-svgo64_h

2.機材準備(ハード)

  <ディスプレイ>



    解像度:1920×1080

    今回の構成 (想定:写真編集)
     ・FHDディスプレイ

  <PC(ディスプレイ用)>



    PC:1台、ディスプレイ:3台(想定:写真編集)
     必要SPEC:第8世代Core-i5以上+メモリ8GB以上+GTX1060以上

    PC:3台、ディスプレイ:3台(想定:動画編集)
     必要SPEC:第8世代Core-i5以上+メモリ8GB
         or 第4世代Core-i5(4コア)以上+メモリ8GB+GTX1050以上

    今回の構成 (想定:写真編集)
     ・CPU: Core-i5 8500
     ・MEM: 8GB
     ・GPU: GTX1060 3GB
     ・OS :Windows10

  <PC(操作用)>



    推奨SPEC:第8世代Core-i5以上+メモリ8GB以上+GTX1060以上
    最低SPEC:第8世代Core-i5+メモリ8GB
          or 第4世代Core-i5(4コア)以上+メモリ8GB+GTX1050

    ※HMD、動画編集の場合※
      ディスプレイ用と共用しないでください。

    ※写真編集の場合(HMD以外)※
      ディスプレイ用と共用することができます。

    今回の構成 (想定:写真編集)
     ・CPU: Core-i5 8500
     ・MEM: 8GB
     ・GPU: GTX1060 3GB
     ・OS :Windows10

  <ゲームパッド>



    

    条件:GamePad APIで接続できるコントローラであること
       (Xinput、Directinputなど)

    今回の構成
     ・Gamepad (Logicool F310)

3.環境設定(ネットワーク)

  ファイヤーウォールの確認および変更を行います。

   ①使用中のファイヤーウォール確認

     以下のどちらを使用しているか確認する。
     ・Windowsファイヤーウォール
     ・セキュリティソフトのファイヤーウォール

     <手順>
     ・[Windowsスタート]で[右クリック]し、[設定]に進む。
     ・[ネットワークとインターネット]‐[Windowsファイアウォール]に進む。
     ・「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」の有無を確認する

       有効の場合
        ⇒②「Windowsファイヤーウォール」の設定へ
       無効の場合
        ⇒③「セキュリティソフトのファイアウォール」の設定へ

   ②「Windowsファイヤーウォール」の設定

     ・「許可されたアプリおよび機能」より、設定を確認する。

      「raf-director-svgo64_h」が存在する場合
       ⇒[詳細]でパス確認する。
        パスが正しい場合、設定済みのため次へ進む
        パスが違う場合、[設定の変更]⇒[別のアプリの許可]で追加設定する

      「raf-director-svgo64_h」が存在しない場合
       ⇒[設定の変更]⇒[別のアプリの許可]で追加設定する

   ③「セキュリティソフトのファイアウォール」の設定

     ・セキュリティソフトのファイアウォールでルール設定を追加する。

      <設定内容>
       アプリ:raf-director-svgo64_h.exe(フルパスで設定)
       ポート:8080,10001,20001

      「ESET Internet Security」の設定例は、備考を参照ください。

4.操作手順

  インタラクティブの設定ファイルがある前提条件で動作します。
  設定ファイルを作成後、以下の操作を実行してください。

  <SVGOサーバーの起動>

   

    ブラウザを起動する「全てのPCで同じ設定」を行う。

    ①「Raf-Director-svgo64_h.exe」をダブルクリックする。
    ②「datas」フォルダを確認する。
    ③「datas」に設定ファイルと素材ファイルを配置する。

  <SVGOサーバーのRaf-Director-Tools起動>

   

    ツールメニューは、「全てのブラウザで同じ起動」を行う。

    ①ローカルサーバーからメニューを開く。
     ⇒ http://127.0.0.1:8080
    ②ツールメニューより、「VR_Play」を起動する。

  <VR_PlayのSetFile起動>

   

    操作用、ディスプレイ用の「全てのブラウザで同じ設定」を行う。

    ① 「datas」の設定ファイルの配置を確認する。
    ②「VR_Play」の「SetFile」に、「設定ファイル」を入力する。
    ③「input」を押し、「set」状態にする。
    ④「表示選択」する。

  <VR_Playのブラウザ設定(操作用)>

   

    ①「VR_Play」の「pad/etc」タブを開く。
    ②「WSKT IP/Port」がデフォルト値か確認する。
      ⇒IP:127.0.0.1、Port:10001
    ③「Connect」を押す。
    ④「Start」を押す。
    ⑤「L-mode」⇒「L-Send」へ押して変更する。

    ⑥「SVGOサーバー」の「IpAdress:~」を確認する。
     ⇒ディスプレイ用の設定は、この「操作用IpAdress」を使用する。

  <VR_Playのブラウザ設定(ディスプレイ用)>

   

    ①「VR_Play」の「pad/etc」タブを開く。
    ②「WSKT IP/Port」を以下の設定にする。
      ⇒IP:[操作用IpAdress]、Port:10001
    ③「Connect」を押す。
    ④「Start」を押す。
    ⑤「L-mode」を以下の通り変更する
      3面左⇒ [L-R_3L]
      3面中⇒ [L-R_3M]
      3面右⇒ [L-R_3R]

    ⑥ブラウザ(操作用)から動作確認する
     ※動作しない場合※
      以下の設定を再確認してください。
      ・操作用IpAdress
      ・ファイヤーウォール設定

   

  <GamePadの接続>

    ゲームパッドを使用する場合、以下の操作で行う。

   

    ①GamePadをケーブル接続する
    ②[pad/etc]に表示切替する
    ③[GamePad]ボタンを押す
    ④GamePad側のボタンを押す
    ⑤GamePadの名称表示される(接続完了)

    ⑥HMDを使用する場合、[HMD]のままにする。
     HMDを使用しない場合、[HMD]を押して[SCR]に変更する。

    <操作>
     Aボタン:再生/停止
     Bボタン:選択(0s、映像変更、Frontなど)
     左⇔右 :視点移動(水平方向)

  以降は、GamePadや画面で操作します。

5.備考

  「ESET Internet Security」のファイアウォール設定例