HMD(OpenXR)によるVR体験は、次の通りです。
＜内容＞
１．機材準備（ハード構成例）
２．機材設定（ＷＭＲ接続例）
３．ツール操作
４．注意事項
＜構成例＞
・ＨＭＤ (FMVHDS1)
・ＧａｍｅＰａｄ (Logicool F310)
・ＰＣ (Windows10)
＜対象ツール＞
・Raf-Director-VR_Play
・Raf-Director-VD_Play
１．機材準備(ハード構成例)
＜ＰＣ＞
推奨SPEC：第8世代Core-i5以降+ﾒﾓﾘ8GB＋RTX2060以降＋SSD
（各種HMDの推奨SPECを優先してください）
動作確認の構成
・ＣＰＵ： Core-i5 8500
・ＭＥＭ： 8GB
・ＧＰＵ： RTX2070 8GB
・ＯＳ ： Windows10
＜ＨＭＤ＞
条件：OpenXR for Device Plugin Interfaceであること
(WindowsMR、HTC Viveなど)
動作確認時の構成
・WindowsMR（FMVHDS1）
＜ゲームパッド＞
条件：GamePad APIで接続できるコントローラであること
（Xinput、Directinputなど）
動作確認時の構成
・Gamepad (Logicool F310)
２．機材設定
＜WindowsMRの場合＞
各社WMRの設定手順に従い実施してください。
MixedRealtyポータルが起動できれば設定完了です。
※VR_Playは、MixedRealtyポータルに接続します。
各社WMRの設定手順が不明の場合
検索「OpenXRランタイムを実行」を参考にしてください。
＜OpenXR機器（その他）＞
検索「OpenXRランタイムを実行」を参考にしてください。
３．ツール操作
＜HMDの接続確認（WindowsMRの場合）＞
HMDのHDMI、USBケーブルを接続確認する
＜HMDの正面設定（WindowsMRの場合）＞
HMDを正面方向に向けた状態で置き、[HMD(start)]を押す
（ハード的な正面位置は、[HMD(start)]で確定する）
※HMD起動後の正面修正※
[HMD(stop)]を押し、[HMD(start)]を押す
※正面の微調整※
[Front]を押す
＜VR_PlayのHMD起動＞
①ファイル設定する
②表示選択する （[DF] or [1]～[5]より選択）
③HMD起動 （[HMD(set)]を押す）
④HMD完了 ([HMD(Stop)]表示）
※HMD接続の停止※
①[HMD(stop)]を押す
＜GamePadの接続＞
①GamePadをケーブル接続する
②[pad/etc]に表示切替する
③[GamePad]ボタンを押す
④GamePad側のボタンを押す
⑤GamePadの名称表示される（接続完了）
＜操作＞
Aボタン：再生/停止
Bボタン：選択（0s、映像変更、Frontなど）
左⇔右 ：視点移動（水平方向）
以降は、HMD装着し、GamePadで操作します。
４．注意事項
・VRコンテンツのCodecと解像度
＜Codecの動作状況＞
MP4[H.264] ⇒ 4K(3840×2160)以下
MP4[H.265] ⇒ 8K(7680×3840)以下 (Chromeのみ）
WebM[VP9] ⇒ 8K(7680×3840)以下
＜動画ファイル制作＞
・360度カメラの場合、「360カメラ専用アプリ」を使用する
例えば、Insta360Studiなら、専用アプリで編集後にH.265で出力する
・フレーム画像の場合、「FFMPEG」を使用する
例えば、UE5.4なら、出力画像をFFMPEGでH.265やVP9の動画に変換する
※高解像VRコンテンツ制作(UE5.4編)を参考にしてください
・VRコンテンツの「Direct_File」選択
ファイル選択で設定します。
※[select]を押すと、ファイル選択が表示されます。
＜選択仕様＞
静止画ファイル：複数可能
動画ファイル ：１ファイルのみ
設定ファイル ：選択不可（Set_Fileのみ）
・VRコンテンツの「Set_File」設定
Set_Fileは、[File]、[Intrtv]、[datas]を最初に選択します。
[File] : Direct_Fileと同じファイル選択です。
（静止画：複数選択、動画：1ファイル）
[Intrtv]: インタラクティブのファイル選択です。
（設定ﾌｧｲﾙ：ｲﾝﾀﾗｸﾃｨﾌﾞ＋関連ﾌｧｲﾙ：複数選択）
[datas]: SVGOサーバー経由のファイル設定です。
（設定ﾌｧｲﾙ：ｲﾝﾀﾗｸﾃｨﾌﾞ、ｴﾃﾞｨｯﾄ）
※SVGOサーバーとは、HTTPとSoked.IOのサーバーです。
http://127.0.0.1:8080/datas配下のコンテンツ参照できます。
[datas]は、このSVGOサーバー用の設定です。