HMD(スマホVR)によるVR体験(VR_Play編)


HMD(スマホVR)によるVR体験は、次の通りです。


 <内容>
  1.機材準備(ハード構成例)
  2.機材設定(スマホVR接続例)
  3.ツール操作
  4.注意事項

 <構成例>
  ・スマホ       (Androidスマホ)
  ・VRゴーグル    (HOMiDO PRIME)
  ・GamePad   (Logicool F310)

 <対象ツール>
  ・Raf-Director-VR_Play


1.機材準備(ハード構成例)

 <PC>
  推奨SPEC:第8世代Core-i5+メモリ8GB+RTX2060+SSD

  今回の構成
  ・CPU: Core-i5 8500
  ・MEM: 8GB
  ・GPU: RTX2070 8GB
  ・OS: Windows10

 <スマホ>
  条件:iphone(iOS17以降+標準Safariブラウザ)
     or Android(Android10以降+標準Chromeブラウザ)
     ※VP9ハードウェアアクセラレーションも必要※
  今回の構成
  ・iphone(WiFi接続)

 <VRゴーグル>

  

  条件:VRゴーグル
  今回の構成
  ・HOMiDO PRIME

 <ゲームパッド(必要に応じ)>

  

  条件:GamePad APIで接続できるコントローラ
  今回の構成
  ・Logicool F310 (Xinputモード)

2.機材設定


 <スマホ設定>

  ・PCとスマホを、「ローカルネット接続」する。
   (スマホをWiFi接続する)

  ※iphoneの場合※
  ・[設定]-[画面表示と明るさ]-[自動ロック]を、「なし」に変更する
   (途中で画面ロックしないように)

3.ツール操作

 <VR_Play起動>

  

  ①VR_Play起動
  ②ファイル設定 (ファイル設定、Type選択)
  ③設定選択   ([DF] or [1]~[5]より選択)


 <スマホ連携>

  

  ①PC )[Sumaho]タブを選択し、[start]ボタン⇒[Connect]ボタンと押す
  ②PC )[SV Link_Key]の”Key番号”、[Connect]の”Waiting”を確認する
  ③スマホ)ローカルネットにWiFiで接続する
  ④スマホ)Start-Menu(Tools)から[VR_Sumaho]を起動する
  ⑤スマホ)[カメラのアクセス]を許可する(iphoneのみ)
  ⑥スマホ)[SV Link_Key]の”Key番号”がPC側と同じか確認し、[OK]ボタンを押す
       ※異なる場合※ [Reload] or [▼]で番号を合わせる
  ⑦スマホ)[動作と方向のアクセス]を許可する(iOS13以降のみ)
  ⑧スマホ)スマホを縦の状態で、画面左上を「上方向へスワイプ」する
  ⑨スマホ)「URLバー」が消えた状態となる
  ⑩スマホ)スマホを横の状態にする
  ⑪PC )[Front] or [1-MONO]を押して、正面や2眼表示を調整する
  ⑫スマホ)VRゴーグルへ装着する


 <VRゴーグルの表示調整>

  

  ①VR_Playの[DspSet]で、VRゴーグルの横幅にスマホ表示を合わせる
   ※最初は、スマホの液晶サイズを設定してください。
    その後、VRゴーグルの表示幅に合わせて調整してください。
    (設定インチが大きいほど、表示領域が小さくなる仕様です。)


 <GamePad接続(使用する場合)>

  

  ①GamePadをケーブル接続する
  ②[pad/etc]に表示切替する
  ③[GamePad]ボタンを押す
  ④GamePad側のボタンを押す
  ⑤GamePadの名称表示される(接続完了)

  <操作>
   Aボタン:再生/停止
   Bボタン:選択(0s、映像変更、Frontなど)
   左⇔右 :視点移動(水平方向)

 以降は、HMD装着し、GamePad(or マウス)で操作します。


4.注意事項

 ・VRコンテンツのCodecと解像度

  <Codecの動作状況>
   MP4[H.264] ⇒ 4K(3840×2160)以下
   MP4[H.265] ⇒ 8K(7680×3840)以下 (Chromeのみ)
   WebM[VP9] ⇒ 8K(7680×3840)以下

  <動画ファイル制作>
   ・360度カメラの場合、「360カメラ専用アプリ」を使用する
    例えば、Insta360Studiなら、専用アプリで編集後にH.265で出力する

   ・フレーム画像の場合、「FFMPEG」を使用する
    例えば、UE5.4なら、出力画像をFFMPEGでH.265やVP9の動画に変換する
    ※高解像VRコンテンツ制作(UE5.4編)を参考にしてください

 ・VRコンテンツの「Direct_File」選択

   ファイル選択で設定します。

   ※[select]を押すと、ファイル選択が表示されます。
    <選択仕様>
     静止画ファイル:複数可能
     動画ファイル :1ファイルのみ
     設定ファイル :選択不可(Set_Fileのみ)

 ・VRコンテンツの「Set_File」設定

   Set_Fileは、[File]、[Intrtv]、[datas]を最初に選択します。
    [File] : Direct_Fileと同じファイル選択です。
       (静止画:複数選択、動画:1ファイル)
    [Intrtv]: インタラクティブのファイル選択です。
       (設定ファイル:インタラクティブ+関連ファイル:複数選択)
    [datas]: SVGOサーバー経由のファイル設定です。
       (設定ファイル:インタラクティブ、エディット)

  ※SVGOサーバーとは、HTTPとSoked.IOのサーバーです。
   http://127.0.0.1:8080/datas配下のコンテンツ参照できます。
   [datas]は、このSVGOサーバー用の設定です。