コンテンツ準備(CodecVP9-5K編)

FFmpeg_Edit(CodecVP9)によるコンテンツ準備 は、以下の通りです。


ブラウザで高解像度の動画(4K超)を再生する場合、VP9の
GPU動画再生支援を利用します。
※h.264は、GPU動画再生支援が4Kまで
※h.265は、Chromeブラウザが未対応

360度カメラのStudioで動画出力する形式は、以下の通りです。
・h.264(mp4) ※画質良、サイズ中
・h.265(mp4) ※画質良、サイズ小
・prores422(mov) ※画質最良、サイズ大

よって、VP9出力がないため、Codec変換が必要となります。

なお、このCodec変換は、かなり時間を要します。
(CPU次第ですが、5.7Kの10秒動画で30分変換でした)

推奨の作業手順は、編集や動作の確認を4K動画で作業を行い、
最後的に動画ファイルの差替えを行う方法です。
編集時の負荷も抑えられますし、再生編集方式のツールなので、
このような方法も容易にできます。


1.Codec VP9

  

  このCodecVP9は、プレーヤー用の動画ファイルをFFmpegで
  VP9変換するためのバッチファイルを出力します。

  <事前準備>
  ①360度カメラの撮影
  ②360度カメラのStudioで動画ファイルを作成
  ③Workフォルダを作り、動画ファイルを入れる
  ④動画ファイル名を「input01.mp4」 or 「input01.mov」
   に変更する

  このWorkフォルダは、後の工程で「ffmpeg.exe」とツール
  で作成した「バッチファイル」を追加し、編集作業に使用し
  ます。

  <ツール作業>
  ① 変換パターン、出力品質を選択し、チェックする
   品質指定
   ・Crf16(固定品質モード:16、ほぼ劣化なし)
   ・Crf12(固定品質モード:12、16以上の品質)
   ・Crf8(固定品質モード:8、12以上の品質)
   ・Bitrate 8M(ビットレート優先、サイズ小)
   ・Bitrate 16M(ビットレート優先、8Mのサイズ2倍)

  ②コマンド作成のため、[Cmd_Create]を押す

  ③コマンドに問題なければ、[Output_file]を押す

  ④表示された[prores422-vp9_c16.txtなど]を押し、
   ダウンロードする

  ⑨Workフォルダに、「prores422-vp9_c16.txtなど、
   ffmpeg.exe」を追加
   [FFMPEGのDownload_Site]
     https://github.com/BtbN/FFmpeg-Builds/releases
    (win64-gpl-*.*.zipをダウンロードしてください)
    Bin配下のffmpeg.exeをコピーしてください。

  ⑩「prores422-vp9_c16.txt⇒prores422-vp9_c16.bat」
   のように「拡張子」を変更

  ⑪「prores422-vp9_c16.batなど」を右クリックし、プロパ
   ティの下にある「セキュリティ」の許可にチェックし、
   [適用]する

   

  ⑫「prores422-vp9_c16.batなど」を「実行」する

  使用時スナップショット