FFmpeg_Editによるバッチ編集の手順は、次の通りです。
動画ファイルは、1ファイルをPlay制御する仕組みであるため、
必要部分を動画編集でまとめる必要があります。
(Intrtv制御の動画モードも、1ファイル制御となります)
通常、動画編集ソフトによる作業となりますが、ハードやソフトの
購入費用、基本操作の学習時間などを要するため、フリーソフトの
FFmpegを活用できるバッチ編集ツールを作成しました。
それが、「Raf-Director-FFmpeg_Edit」です。
FFmpegとは、次のようなソフトです。
メリットは、フリーソフトで、利用者が多く機能が充実している。
また、高解像動画(5.7K、8K)でも、問題なく編集や変換をできる
デメリットは、コマンド作成が困難で初心者向けでない。
このデメリットを補完するため、ツール向け編集機能に限定し、
作業効率を向上させるバッチ編集ツールが「FFmpeg_Edit」です。
機能は、以下の通りです。
・VideoEdit:Cut&Join(調整:Bitrate、Codec、解像度)
・VideoBulr:ぼかしマスク
・SlideShow:スライド動画(静止画から)
・CodecVP9:VP9変換
・etc:静止画結合、動画結合
1.FFmpeg_Edit

このFFmpeg_Editは、FFmpegのバッチファイルを作成します。
<事前準備>
①360度カメラの撮影
②360度カメラのStudioで動画ファイルを作成
③Workフォルダを作り、動画ファイルをまとめる
このWorkフォルダは、後の工程で「ffmpeg.exe」とツール
で作成した「バッチファイル」を追加し、編集作業に使用し
ます。
<ツール作業>
①タブを選択する
・VideoEdit:Cut&Join(調整:Bitrate、Codec、解像度)
・VideoBulr:ぼかしマスク
・SlideShow:スライド動画(静止画より)
・CodecVP9:VP9変換
②バッチ作成に必要な設定作業を行う
・VideoEdit:ファイル+開始+停止の設定リストを作る
⇒コンテンツ準備(VideoEdit&VideoBlur編)
・VideoBulr:ぼかし位置+開始+停止の設定リストを作る
⇒コンテンツ準備(VideoEdit&VideoBlur編)
・SlideShow:対象ファイルとパラメータを設定する
・CodecVP9:特に設定なし
③処理フラグをチェックする
・VideoEdit:Cut&Join or Cut Only
・VideoBulr:Bulr Mask
・SlideShow:Slide Show
・CodecVP9:h264-vp9(c16,c12,c8,b8M,b16M)
h265-vp9(c16,c12,c8,b8M,b16M)
prores422-vp9(c16,c12,c8,b8M,b16M)
⇒コンテンツ準備(CodecVP9-5K編)
④コマンド作成のため、[Cmd_Create]を押す
⑤コマンドに問題なければ、[Output_file]を押す
⑥表示された[ファイル名.txt]を押し、ダウンロードする
⑦Workフォルダに、「ファイル名.txt、ffmpeg.exe」を追加
[FFMPEGのDownload_Site]
https://github.com/BtbN/FFmpeg-Builds/releases
(win64-gpl-*.*.zipをダウンロードしてください)
Bin配下のffmpeg.exeをコピーしてください。
⑧「ファイル名.txt⇒ファイル名.bat」に「拡張子」を変更
⑨「ファイル名.bat」を右クリックし、プロパティの下に
ある「セキュリティ」の許可にチェック し[適用]する

⑩「ffmpeg_cmd.bat」を「実行」する
編集時のスナップショット
